製品コンセプト

「sensitiv(センシティブ)」は神戸市西区にある株式会社ケー・シー・シー・商会が採血の練習をするキットとして、大阪大学大学院基礎看護学教授との共同開発により生まれた製品です。2011年に同大学大学院の井上教授がホームセンターでケー・シー・シー・商会が輸入販売している低反発スポンジをたまたま見つけて購入し、試しに注射器を刺してみたところ、弾力感が人間の腕に近いことを発見しました。早速、同社に連絡し共同開発がスタートしました。2年の歳月と改良を重ねより人間の感触に近い質感を出してきました。
模擬血管はゴムの中でも血管の感触に近い素材を用いて開発されていましたが、穿針の微妙な感触・質感「プチッという感覚」を出すのが上手く行きませんでした。そんな中、ケー・シー・シー・商会開発担当者の目に留まったのが、三昌工業株式会社のコーティング技術でした。幾度の試作を重ね、ようやく血管の質感を出すことに成功しました。
様々な努力の結果、この素晴らしい製品が誕生したのです。

センシティブ

採血の悩み

・採血するのに自信がない・・・。
・採血すると内出血させてしまう・・・。
・従来の採血練習キットは高価で買えない・・・。
・セッティングに時間が掛かり、都度の段取りも大変・・・。
・一人で練習できない・・・。
・練習キットの感覚と実際の腕とは感触が違う・・・。
・実習でいつも怒られる・・・etc.

看護師さんたちの悩みと患者さんの採血に対するストレスを低減するためにsensitivは生まれました。

製品コンセプト・・・

・ローコスト
・ローテク
・ロータイム


sensitivを使う事で、日本の看護技術向上に貢献できれば幸いです。

♫患者側の立場から・・・。♫

三昌工業株式会社 湘南工場 営業部 高橋と申します。
センシティブについては製造の一部に関わっておりますが、開発者の方々とお交わりをさせて頂いている中で、看護師の方々への思い、社会貢献性、等々、共感できる部分が多々ありました。

実は数年前に義父が他界したのですが、生前父は10年以上人工透析を受けていました。2日に一度は透析センターに通い、4~5時間の透析を行っていたのですが、その際、腕にシャントを施し、透析の度に留置針を入れていました。
元々、注射や採血など大嫌いな父でしたから、透析も恐怖だったことと推察します。
長年の透析により、腕は真っ黒で所々腫れていた様に感じました。

同じ屋根の下に暮らしていましたから、よく愚痴を聞かされていました。
穿針が上手な看護師さんが居たようで、その方が大のお気に入りだったそうです。シフトで別の看護師さんに当たった日から帰ってくると「今日は、下手でさ~~。痛くって痛くって・・・。」っと、不機嫌でした。

実際に、その立場に置かれないと分かりませんが、病院嫌いな患者にとって注射や採血等は恐怖なのかもしれません。いや、病院嫌いの要因の一つが採血だとしたら、こんな悲しいことはありません。

そんな思いから、異業種ながら「センシティブを広めよう!!」と、販売を決意しました。(大げさですね。)

でもでも、採血が上手くいくことで患者さんの恐怖心やはたまた医療ミス・事故は減り、治療などがスムーズに行う事が出来たらどんなに素晴らしい事でしょう!

その為に、看護師さんや医師の方々に採血に対して自信を持っていただきたいと思っています。

是非、センシティブをご活用ください。

宜しくお願い申し上げます。